私がハマっている(夜明けの唄)。
BL漫画です。
私は、話が進むにつれ謎が解き明かされていくストーリー大好きです。
短命の戦巫女✕ワンコ系従者
のお話です。
※軽いネタバレを含んでいます。注意です。
短命の戦巫女。覡(かんなぎ)と呼ばれる海を守る戦士、エルヴァ
覡(かんなぎ)の一人、エルヴァは現在、島の南を守っている。
自分のことを語るのが苦手で、ぶっきらぼうな物言いとは反対に優しい性格。短命なかんなぎの運命を受け入れて、自分の未来など考えないように一人戦い続けている。
ある日、アルトがやってきてエルヴァになついて、気づけば何年も一緒に過ごし、特別に思うようになってきていた。
覡(かんなぎ)である自分は未来を望めない。未来に自由になる可能性を見つけてしまうと、願ってしまうからと。
不器用な性格のエルヴァ、そんな彼の救いになっているアルト。
最初はアルトがそばにいると体の調子がよく、墨痣(ぼくし)が消えていくといる癒しの効果で共にいたが、今では心も救われている。
不器用ながらも優しいエルヴァ。少しずつ、自分の気持ちを表に出せるようになってきた3巻。
アルトに対する気持ちも変化して、急接近していきます。
覡(かんなぎ)としての未来もまだ不明だけども、なんとかもがきながら、葛藤しながら生きているエルヴァはとてもかっこいいです。
覡(かんなぎ)とは?
覡(かんなぎ)は島を、海のバケモノから守る戦士。夜の海にだけあらわれる黒いばけもの。人を襲う怖い存在。100年以上前からかんなぎは存在するようです。
海の黒いバケモノと戦う力をもらった覡(かんなぎ)たちは、毎夜戦います。冷たい海で一人きりで。
(新月の夜にはバケモノはあらわれないそうです。)
黒いバケモノと戦う影響で、体に墨痣(ぼくし)という黒いシミのようなものが指先から全身へ広がっていきます。痛みもあるようです。
その墨痣が全身に広がっていくと、いずれは死に至る。だから覡(かんなぎ)達は、みんな短命です。
そしてなぜか、体の成長が止まり、体は大人になれず死んでいく。哀しく過酷な運命を背負ってたたかう儚い戦巫女たち。
物語の鍵を握る?ワンコ系従者アルトノウル
10歳くらいのころ、お母さんが死んでしまい、おばさんの家に引き取られたアルト。
(アルトノウルという名だが、作品では皆アルトと読んでいるのでここでもアルトと表記します)
ある日、覡(かんなぎ)様に食事の材料などを届ける当番が回ってきたので、イトコの代わりに届けることに。
イトコに騙されて、必要ないのに家の中まで荷物を律義に運び入れるアルト。
覡(かんなぎ)のエルヴァと初対面。アルトは、エルヴァが子供なのでびっくり。
次の日から、何かと気になってエルヴァのもとへ通う。
夜に海のばけものと戦う姿を見て、ぞっこんラブ?になり、ずっとそばにいると誓う。
そんなかわいいワンコ従者のアルトだが、最初の第一話で黒い海に入った時、アルトはなぜかバケモノにおそわれなかった。
(ちなにみ、島の人間以外はおそわれない。バケモノが襲うのは島に住んでる人だけなのだ)
アルトは島の人間。
黒い海から帰ったあと、海に入っても平気と言ったアルトをエルヴァが心配して
エルヴァ「本当にどこも痛くないのか」
と聞いたところ
アルト「自分でも不思議なんですけど…黒い海に浸かっていてもなんとも……」
アルト「むしろ懐かしい感じがするというか………」
と気になる発言をしています。
そして物語が進んでいくと、すこしずつ黒い海のバケモノについてわかっていくような出来事も起きてきます。
※3巻の時点ではまだ正体は不明。
アルトは、黒い海のバケモノに襲われない。黒い海を懐かしく感じた?そして、覡(かんなぎ)達の墨痣(ぼくし)を癒すことができる。
このことから、本人は気づいていないけど大きなカギを握っている人物でしょう。
黒い海のバケモノとは?
新月の夜いがいに海から這い上がってくるバケモノ。真っ黒でうごめいていて、人を襲う。襲われた人間は死んでしまうという、恐ろしい存在。
最新刊では、どうも人間をのっとているようなシーンもあった。バケモノには意思があり、何かを企んでいるのかもしれない?
大きくなったアルトと少し成長したエルヴァ。まだまだ物語は序盤。謎が解明していくのが楽しみ♪
2話からは、アルトは18歳。エルヴァはアルトのおかげなのか成長が止まっていたはずなのに、少し大きくなった。見た目は16~17歳くらいにまで成長。
二人は仲を深めつつ、お互いと過ごす未来のため、黒い海のバケモノやかんなぎのこと、島のこと。多くの謎を解き明かしていくのでしょう。
ミステリー要素大好きです。おもしろすぎる!!
Amazonkindleにあります、エルヴァとアルトの日常を描いた短編も読む価値ありです!
ではでは。